マイペンライでゴー
第27号

8月に入り涼しかった夏も本格的に暑くなりだしました。 ほっとしてる業界やがっかりしてる業界・・・天候や気温で左右される業界は以外に多いようです。このマイペンライはそんなものには左右されませんが、編集人のモチベーションやその時期の状態にものごっつ左右されるようです。
さあ第30号目指して『マイペンライでGO!』 ですわ。
藤井輝雄
夏実
景山太朗
waterpistol
景山太朗
   

画面ライダー連載中!画面ライダー連載中!画面ライダー連載中!   
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『てるおのピカピカ☆ピカデリー』

▼藤井輝雄

チェンジング・レーン


日本では、40秒に1件のわりあいで交通事故が発生しています。僕自身も19歳の時に交通事故を起こしてしまった事があります。被害者の方には、たいへんなご迷惑をおかけした事と、17年経った今でも思います。僕自身もあの交通事故を経験してからは、本当に安全運転をこころがけながら日々を送ってるしだいです。
犯罪の中で も、交通事故が少し軽くとられる風潮があるみたいで、「保険でなんとかなるわ!」とか、「示談ですましたら・・・。」など、罪の意識があまりないように思うのは、僕だけでしょうか?交通事故を軽く考えてるあなた!そんなあなたに今回僕がお奨めする映画は、2002年公開のCHANGING・LANES(チェンジング・レーン)。出演は、パール・ハーバーのベンアフレック(ギャビン・バネック)と評決の渋い演技が光るサミィエル・L・ジャクソン(ドイル・ギプソン)。ほとんど2人のお話。今回、僕がなぜこの映画を選んだかと言うと、必ず今!どこかでありそうな出来事!(交通事故)。その出来事を軽く考えたばかりに、人生の歯車が狂ってしまう怖さ!本当に誰にでも起こりうる出来事。「運が悪いなぁ!」では、すまされないほ どに人生がゆがんでいきます。
物語の舞台は、N・Y。毎日忙しく行き交う人々。そんな忙しい毎日の中、主人公の弁護士ギャビン・バネックは、今日も裁判所に向かうために高速道路をひた走る。その日にかぎって道路は、大渋滞!とても急いでいるギャビンは、空いてるレーンに車線変更!ここで、離婚問題で同じく裁判所に向かうドイルと誤って接触事故を起こしてしまう。時間に余裕のないギャビンは、示談で済ますために、ドイルに小切手を・・・。きっちりと事故処理をしたいドイル。ここで、時間がなく、動揺したギャビンは、裁判に必要な書類を事故現場に忘れてしまう。それをひらうドイル。ここまでは、よくある交通事故のシーン。ここから物語は、意外な展開へ・・・。ギャビンは、裁判の時間に遅れ、しかも、大切な書類を事故現場に忘れ、裁判は、失敗に終わる。一方ドイルのほうは、これまた、離婚裁判に20分の遅刻。自分の家族に」対する思いを伝えられないまま、閉廷。ギャビンは、失くした書類がなければ、裁判に負けてしまうため、返してもらうためにドイルにコンタクトをとる、がしかし、落ち込んでいるドイルは、そんな事など関係ない。あせるギャビンがドイルに対してとった行動は・・・。それに対してドイルが仕掛けた罠は・・・。物語は、2人を取り巻く環境をせつなく描き、高速道路で、無理な車線変更から巻き起こる交通事故。その事故から始まる人間の憎悪。ほんのささいな事から人生が狂っていく様には、鳥肌ものです。最後は、ほっとさせる物語の味付けに仕上がってます。あっ!そうそう忘れてました。この映画で、ギャビンが、乗ってる車が、MERCEDES・BENNZ(メルセデス・ベンツ)CLK320SPORTSのシルバーなのだ!このベンツが、なかなか弁護士向き!このベンツをギャビンは、高速道路で、車線変更でぶつけるんですよ!このベンツは、ベンツのEクラスぽいんですが、実は、ベンツのCクラスのプラット・ホームを使っており、フロントマスクは、CLK専用の物が使われています。全長4567mm・全幅1722mm・全高1371mm・車重1495・排気量3199cc・駆動方式・FR・エンジン型式V6SOHCなのだ!!側面のへこんだベンツは、少しかわいそうです。ちなみにドイルの車は、TOYOTA・COROLLA(トヨタ・カローラ)なのだ!誰でも起こり得る実話のような映画一度見る価値あり・・・なのだ!!

公式HP↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.nocturne-jp.com/fujii_teruo/

【藤井輝雄:ふじいてるお】漫才コンビしましまんずのボケ担当。映画と車に造詣が深いとかなんとか・・・・。



出遭う

▼景山太朗

出遭う

学生や肉体労働者の集まる町。昔ながらの銭湯は、減りつつあれども確かに存在し、
その中に入ってしまうと妙な「近所の顔見知り」感のようなものが生れることがある。
特に歳をとった人々にとって、「若い奴ら」はほとんど同じに見えるらしい。
自分の孫や親族にあたる子供、そして社会的に関わりのある若い衆、銭湯で偶然一緒に
なった地方出身者の若者もすべて同じだ。この銭湯での私は地方出身者の若者にカテゴリーされる。

私はサウナ別料金と書かれた看板を無視して、サウナ部屋に入った。温度計の針は、
95℃で止まっている。毛穴から染み出した汗が、玉のように形を作り、そのいくつかが
流れ落ち始めたその時、刺青の男達がサウナの中に入ってきた。

正確には刺青が2人、もう1人は顔の作りこそ凶悪ではあるが、身体に紋様は入っていない。
私の右横に1人、正面に2人座った。このサウナは、5人も入れば満員になる狭さだ。
彼らの年齢は40代後半から50代の中ごろといったところか。

サウナ料金はきちんと払ったのだろうか。自分も払っていなかったのだが、彼らはダブルで
違反していることになる。サウナ料金未納と、「刺青の方入浴禁止」を破っているのではないか。
そんな事を思いながら、さりげなさを前面に出しつつ、彼らを観 察していると、
その中の1人が話し掛けてきた。正面右側の刺青入り、白髪まじりで五分刈りの男だ。

「にーちゃん」

なぜ、こういう時は決まって「にーちゃん」なのだろう。私はあなたの家族でもなけ れば
「お兄さん」でもありません。サウナの温度が一瞬凍りつき、そして上昇した。
目に入った汗のせいで、無理やり開いた眼は相手を睨んでいるように見えるのかもしれない。
BGMは、離れていった男を想う女の未練たらしい演歌だ。

「にーちゃん。歳はなんぼや」

男が微笑みかける。笑顔で暴力を振るえる人種は、その世界に5万といる。23と答えた。

「あいつと同い年や」

あいつって誰。

「うちの若い衆が、1人死んだんや」

決定的な一言だった。彼らは、確実にそういう集団に属している。遠い目をしなが ら、男は話しを続けた。
以外にも死因は交通事故だった。横断歩道の無い道路を歩いて渡ろうとした時、
1台の大型トラックがやってきた。トラックの運転手は歩行者に 気付きながらも、
わざとスピードを上げ、歩道側にハンドルを切る。煽ったのだ。煽 られたのに気付いた
その「若い衆」は止まらなかった。轢けるものなら轢いてみろといった具合に、無理やり横断しようとした。
トラックの運転手は慌ててブレーキを踏 む。一旦、加速してしまった大型トラックが、 そんなに簡単に
止まるはずもなく、その「若い衆」は宙を舞いアスファルトに叩きつけられた。

遠い目をして独白していた男が、私に焦点を合わせる。

「この裏の美里って店で飲んでるから、よかったらおいでよ」

私が複雑な表情で黙っていると、その男の横に座っていた男が、別の話題で話し始める。
水風呂に入ってくると断り、一度サウナから出る。

結局、私はついて行かなかった。男達が銭湯から出て行くのを待ち、のぼせながらも10分以上
時間を置いて、私も銭湯を出た。もし先に銭湯から出てしまうと、なんだか逃げたような
気分になりそうだったのでそうした。そして、私は後悔した。

リスクもあった。だが普通に生活しているだけでは、経験できない何かが、そこにはあったはずだ。
私は自称クリエーターだ。下積み期間と自分を誤魔化し、何も作らない。
貴重な出遭いからも逃げ出す。「あなた達について行く気はあったけれど、先に出て行ったので
ついて行けませんでした」。自分に言い訳の出来るように振舞った自分がはずかしかった。

銭湯の一件から、7ヶ月。ある飲み会で知り合った女のモデルから携帯にメールが届いた。
歳は8つ上だ。

「タイム-2003/2/8 16:53 タイトル-杏子です。 本文-こんちわ! 覚えてますか?この前は
お疲れさまでした。もっとお話ししたいなって思ってメアド聞いてメールしま した。
最近色んなジャンル、と言っても業界系なんだけど、仲間を集めてます。春にはみんなで
キャンプとかも 計画してるんだけど是非一緒に遊びませんか?」

このメールからは、どこか新興宗教の勧誘のような匂いがした。特にキャンプという言葉が、
宗教臭を強めている。飲み会の席での彼女の発言は、おおむねプラス思考で抽象的だった。
私は彼女に返信した。

「タイム-2002/2/8 23:48 タイトル-もちろん覚えています 本文-杏子さんと喋ってから、
周りに対して、そして自分に対しての考え方が少し変わってきたように思います。
もちろん良い方向にです。杏子さんの知り合いならきっと素敵な人がたくさんいるんでしょうね。
是非、私も仲間に入れて下さい。」

私も仲間に入れて下さい。




出遭う2

ティアードロップのサングラスをカチューシャ替わりに付けている。髪の色はブラック。
パーマをかけているように見えて、実は何もしていない。癖毛だ。

僕の髪は肩まで伸びて、君と同じになっていた。

自転車が大好きだ。メタリックシルバーの僕の自転車。こんな呼び方はしたくない が、
26インチのママチャリだ。僕、改造しちゃいました。ターボエンジンを搭載して いる。
スピードは尋常じゃない。ボンベに詰め込んだ空気を噴出させる方式だ。自転車を
こぎながらでも、手動でボンベに空気を送り込むことが可能で、何度でも加速できる点が
優れている。

競技用モデルでタイヤの細い自転車の彼女は、ゾンブンに加速した僕を追い越していった。

革ジャンはマストアイテムだ。どんな動物の革なのかは不明。5,800円もした。愛車 に乗る時は
オールシーズン、エブィデー着ている。最初は黒かったが、このごろ、味が出てきた。
白っぽい部分とオレンジ色が目立つようになってきた。

出逢った頃の季節は夏で、朝日を浴びて走る彼女は、タンクトップのシャツとタンパン姿で、
マリオン・ジョーンズのようだった。国籍は不明。

2度目に出逢ったのは、初めて彼女を見つけた日の午後。その日、自転車の彼女は、 僕を2度
追い越して走って行った。時を同じくして、走り出した僕の恋心。彼女の背 中に追いついて、
彼女のシャフトがひん曲がるくらい抱きしめたい。ヒイヒイ言わせたい。
僕は体を鍛え始めた。髪の毛を伸ばす事にした。彼女のリサーチも開始した。

どうやら、彼女はトレーニングの一環として自転車を取り入れているらしい。何の為に
トレーニングをしているのかはわからない。コースは決まっていて、毎週火曜日、午前11時と
午後2時に家の側を通り過ぎる。

彼女が毎週ほぼ同じ時間、家の近くへ自転車で現れるのをいいことに、僕は追走し た。
突然、彼女が公衆電話の前で止まる。電話ボックスに入る。僕はそわそわしながらも、
電話ボックス横のレンガで囲った花壇に腰掛け、聞き耳を立てる。彼女の声は大きかった。
しかし、何を喋っているかは聞き取りにくい。日本語でもなければ、英語でもない。
かろうじて聞き取れたのは「ドンキホーテ」という言葉と「そばめし」だけだった。

彼女が電話ボックスを後にする。彼女の残り香を嗅ぐ為、僕も同じ電話ボックスに 入った。
彼女が大声で喋っていたのは「そばめし」ではなく「サバずし」だったのかもしれないと思う。
ツーンとした酸っぱい匂いが、電話ボックスに立ち込めている。
その匂いでクラッときた僕は、彼女を見失う。

立ち食いそば屋で「サバずし」を、コンビニで「冷凍そばめし」購入。
彼女と一緒に食べている所を 想像し、時間差デートを味わう。

彼女の名前は「J」。ヒゲをコブシ1つ分たくわえ、白髪まじりでイスラム系の民族衣装、
その老人は彼女をそう呼んだ。日本からじゃ、どっちがメッカか分かりはしな いが、
老人は公衆便所の方向に向かってお祈りをしていた。彼女はしない。僕は彼女の名前を
知ることが出来た悦びに打ち震えながら、「J」、「J」、「J」と、何度も頭の中で繰り返した。
もしかすると声に出していたのかもしれない。吉岡美穂似のOL が、あからさまに
嫌な顔をし、最大限距離をひらいて通り過ぎた。ホームレスの飼っている黒ブチの雑種犬が3匹、
「わおーん」と吠えた。僕はまた彼女を見失う。彼女の名前は多分「ジェシカ」だ。

ジェシカに恋しはじめて1年が経ったある日。僕はついに告白の決心をする。彼女は 1ヶ月前から
外国人専門の風俗店で働いている。河川敷に軒を連ねる何でもありの店のようだ。
彼女を救い出さなければならない。2万5千円、握り締めて店へ向かう。

出勤途中など、店の外の方が好都合かとも考えたが、何より僕とジェシカは、まだ一度も言葉を
交わしたことがない。路上でいきなり話し掛けても、相手にされないのがオチだ。
僕の想いをナンパなんかと一緒にされたんじゃ、気分が悪い。

河川敷に並ぶ、呼び込みの男どもが、次々に声をかける。全て無視した。店は決まっている。
「チャーム・ミルミル」だ。

店の男に差し出された写真付きのカタログを見る。ジェシカは、この店で「ジェイジェイ」という
名前を使っているらしい。他には「アンアン」や、「キャンキャン」 という名前もあった 。
「ジェイジェイ」のメモには、「日本語はニガテですが、人な つっこい娘です。
イロイロ教えてあげてください。」と書いてある。迷わず「ジェイ ジェイ」を指名する。
男に2万5千円渡す。

通された部屋は、6畳分の広さで、シャワールームはカーテン1枚で部屋と繋がっている。
キレイにはしてあるが、つくりの安っぽさは隠し切れていない。隣の声もつつぬけだ。
ジェシカの姿はない。部屋に似合わない、アンティークなベッドに腰掛ける。
どこかのホテルから中古で買い取ったものだろう。

ジェシカがあらわれた。胸が大きく開いた、白のワンピース。アクセサリーは着けていない。
微笑む。白い歯。赤い舌。歩み寄る。裸足。いつのまにか、僕の下半身は硬 直し、彼女の
口に含まれていた。何度も話し掛けようと、口を開くが言葉は出てこない。
出るのは情けないうめき声だけ、「フィッ、ファ、オォー」。

突然、弾けた。いつまでも痙攣が続くのではないかと思った。彼女とこの部屋と僕の思考には
霧が架っている。「結婚してください」、「結婚してください」、「結婚し てください」、
呪文のように繰り返していた。

2ヵ月後、僕と彼女は籍を入れていた。式はしていない。彼女は別の店で働き始めた。
身体の代わりにボトルを売る。午前4時に帰宅し、僕と乾杯をするのが日課だ。

僕は幸せだったが、最近は酒がまずく、食欲もない。


【景山 太朗:かげやま たろう】1978年生まれ。鳥取出身。佛教大学時代は放送局に所属。今年から本格的に構成作家として始動、今後が期待される若手。ナンバ近辺に居を構えて、どっぷり大阪生活に浸かろうとしているようだ。



『Capricious Wind 10』
▼夏実

miss you......

深夜、車を走らせた
あなたから離れる為

二人の距離が近づけば近づくほど
別れの扉に近づくような
そんな気がしてならなかったから

携帯が震える
たとえ心が焼けこげるほど
待ち焦がれた震えだったとしても……

あわてて、少しスピードをあげた

また震え出す
ああ……やめて
心が甘えて震えだすから
いつも
重ね合った時間
引き剥がすように二人別れた
真実の想い
吐息と共に押しやった

わずかな空白の時間が
2人の心を微妙にずらす
言葉だけのやり取りが
二人を懸命につなごうとするけれど

言葉は諸刃の刃
心の状態そのままに
簡単に染められてゆくから
知らぬ間に
誤解が生まれていたりする

お互いの瞳に映る自分が
真実の姿だと
無防備になっていく心が
さざ波のように囁く
こんなに簡単に分かりあえるのに

千の抱擁
万のくちづけ
からめた指先
ほどくのがためらわれて
「じゃあ……」
また二人逢う為の
別れの言葉
呪文のように繰り返して

恋の熱はいつかは冷める
愛の炎もいつかは燃え尽きる
ただ……
恋は切なくあればイイ
愛は密やかに温かくあればイイ

重ね合った時間を引き剥がすように
二人いつも別れた
傷跡がヒリヒリするように
わざと
そんなふうに

痛みがあなたを私に刻む
忘れることなど出来ない想い
抱き締めて
離れよう、あなたから
あなたをずっと見つめていたいから

近づき過ぎると見えなくなってしまう
愛おしさに目がくらむ
そんな私は
あなたに必要ではないから

携帯が震えてる
ありがとう
ただそれだけで

声を聞いたら
すぐにでも
この闇夜を
あなたの所へ
行ってしまいそうだから

車のウィンドウ開けたら
冷たい風が駆け抜けた
揺れる心がキュッと音をたてた

ああ、夜があける
切れ目のない闇夜だったはずなのに
いつしか
東の空が色付いて

ただひたすら前を見つめてる
流れて行く景色が
歪んでこぼれ落ちていくけれど

どこまでもどこまでも
今はあなたから離れよう

これが
あなたとの
永遠に続く道と信じて
 
【夏実:なつみ】2001年、ryu_mama♪のHNでサイト『Ryu's Cafe』を開設。 現在、1男の母。



マイペンライ・マイペンライ

▼マスダ タツヤ

1991年-----僕は湾岸戦争時にタイに居た。
タイ語で流れるニュース映像で何事かを喋っているが、よくわからない。
英字新聞をみても僕の英語力ではさっぱり理解できない。ただ戦争が起きているのはよくわかった。
まるで映画かゲームの画面みたいなリアリティの欠如したその映像はよく憶えている。
「お前はフセインが好きか?」「NO,でもブッシュも嫌いだ」 的な会話を旅行者同士でよく交わしていた。
ドイツから来ていた女性は旧西ドイツ人で、東ドイツとの統一での難しさを話していた。
まだベルリンの壁が崩壊してから1年程しか経っていなかったし、統一は90年の10月だった。
そうだこの後ソ連も消滅するのか・・・・。
ちょうど91年はタイでクーデターも起きている。そう僕がタイに滞在していた時だ。
バンコクの街は戒厳令がしかれており街角には銃を持った軍人がいたりして、物々しい雰囲気が
漂っていた。

2003年-----僕は大阪にいる。あの時の大統領の息子がまたイラクに喧嘩をふっか けている。
サダムはまだイラクの頂点にいる。東欧諸国が次々と崩壊する中、いまだにお隣の国ではファミリーで
君臨していたりする。評論家やアナリストは色々と分析して くれるが、ここ東の果ての国では緊迫感がない。
お隣の国にやられ放題でもじっと我慢してたりする。
文化の違いかなんなのか、アメリカやヨーロッパではミュージシャンや俳優が先頭に立って反戦デモに参加して
いる・・・のだ。
高校生の時読んでいた音楽雑誌やカルチャー雑誌に写真付きでミュージシャンがデモに参加していた。
そんな記事や写真はその後もよく目にする事になる。
かたや日本ではどうなんだろう。皆無ではないだろうが、インパクトのある俳優・ミュージシャンがそのような行動を
とる事はあまりにも少ない。
その事に怒るわけではないが、彼等の行動はカッコよかったするのだが、
この国では何か偽善的な臭いがしたりする。嗚呼-----。

タイは微笑の国と云われたりする。確かに笑顔がチャーミングな人が多かった。
日本は無表情な人が多い・・・と云われたりする。確かに笑顔がチャーミングな人が少ない。

タイ人の口ぐせは「マイペンライ」だと云う。
日本人の口ぐせは        ナニデスカ?

そうだ、タイのコ・サメット(島)で戦闘機を見たのを思い出した。
風呂の水が海水でベタベタしてたのも思い出した。



【マスダ タツヤ:ますだ たつや】1964年10月生まれ。佛教大学時代は放送局に所属。イラスト・グラフィックデザイナーとして活躍し、99年独立。ノクターン・クラブのコア・メンバーとして主にWebサイトのデザインを担当する。音楽・映画に詳しく、作品に対してイーヴンな評価を与えられるアーティスト。「画面ライダー」の作画担当。



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■編集後記
またまただだ遅れになりました第27号。こうしてぽつぽつとですが、発行を重ねてきた「マイペンライ」。

なんと創刊号は1999年の9月だ。 ということはもうすぐ4周年じゃあーりませんかぁ。こうなりゃ第30号と
創刊5周年はクリアしたいものである。それがモチベーションとなり我々編集人はまた一歩足を(手?)踏み
出すのだ。そしてもうひとつ読者からの反響というパワーが欲しいもんである。
こうしてウェブという媒体を曲がりなりにも使ってこの「マイペンライ 」は世に出ている。ただ単に排出し続ける
だけでなく、何かを吸収していきたいと思っている。それがわかるのは第30号であり、創刊5周年なのかも・・・
そんな事をこのくそ暑い夏真っ盛りにアタマを過ぎるのである。

■原稿執筆者募集!
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問いませんが、原稿は日本語でお願いします。お問い合せは下記編集まで!


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■次回の予告:2003年?
月中刊行予定!?■(秋頃!?)
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編集:柏原  誠
    増田達也
Copyright(c)1999 Ncturne Club
許可無く転載することを禁じます。

2004年4月24日 更新

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