マイペンライでゴー
第26号

藤井輝雄
かしはらまこと
かしはらまこと
夏実

なんとか2003年もマイペンライを発刊しました。もう休刊・・・あるいは廃刊してるのかと思われてる方もいてるのでは!ひとえに編集者の怠慢のせいです。ご容赦を!!
まだまだ続けます!なんと言われても・・・ライターがもう嫌だ書きたくないやい!・・・
と匙を投げるまで・・・。
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『てるおのピカピカ☆ピカデリー』

▼藤井輝雄


日本では、近年特に、自動車の窃盗が急激に増えており、僕の友達も3人ぐらいやられたんです。だいたい朝起きて駐車場に行くと止めてた所に自分の車がないなんて!信じられない光景に目を疑うそうです。
僕の場合はまた違うんです。自分の駐車場に別の車(BMW320)が止まっていて、びっくりすると同時に、なんか自分の車になったような錯覚でうれしかった…。あほです!
後でわかったんですが、友達の買ったばかりの車やったんです。一言、言ってくれればよかったのに!もう少しで警察に通報するところでした。トラブル発生未遂!!
うそみたいな、ほんまの話です。でも、僕の嫁の車(ホンダ・ライフ)も車上荒らしに、なっ!なんと!3回もやられたんです。しかも、金品は盗まれずに食料品(メロンやそうめん)や旅行カバン・衣類などの生活必需品を奪って行くんです。…ちなみにまだ犯人捕まってません…。

 今回、僕が紹介する映画は、『60 セカンズ』。
2000年に公開され、2002年5月にDVDが発売されました。
制作:ジェリー・ブラッカイマー 監督:ドミニク・セナ 主演は、毛の薄さが僕と同じぐらいの二コラス・ケイジ(映画リービング・ラスベガス必見) ロバート・デュパル そして紅一点アカデミー賞助演女優賞のアンジェリーナ・ジョリーなど多彩なキャスト陣(出演料だけでも高額)。キャストが豪華な分、ストーリーはいたってシンプルなのだ。
 メンフィス・レインズ(二コラス・ケイジ)が、巨大組織から命を狙われている弟キップを救うために、一度は足を洗っていた車の窃盗を、仲間を集めて引き受ける。
これだけでは、ベタなコントになってしまい映画ならないので、いろいろと実際には、条件や制限が付き映画を盛り上げています。例えば、巨大組織との契約は、4日間で車50台を盗む。実際には、人集め・計画・下調べに3日間。実行は24時間でやる。
50台は全て無キズ、しかも最新の防犯装置付きの超高級車から、今ではもうなかなか手に入らない超レトロ車等。観る人にハラハラ、ドキドキ体験させてくれます。さすがハリウッド!!
そして、お決まりの警察との対決もバレそうでバレないところが画面に釘づけなのだ!
 これだけではただの映画紹介になってしまうので? 今回も車好きにはたまらない名車を取り上げます。50台の中から僕が注目したのは、まず全ての車に女性の名前が付けてあり、その中でもメンフィスが、今まで盗めなかった車。女性名「エレノア」マシン名1967年型 シェルビー・マスタング・GT500 なのだ。
このマシンがすごいの なんのって!全長 4745mm 超ロング!排気量 7014cc 駆動方式 後輪駆動 エンジン形式 V型8気筒 OHV 最大出力(rpm)355ps/5200rpmもともとは、428ポリスインターセプターのパトカー用エンジンをチューニングしてる。最大トルク(rpm)60.8kgm/3400rpmとなっているモンスターマシン。ボディはFRP製 さらに組合せられるトランスミッションも4速MT・ATの2種類用意されており、パワステも標準装備されている。この後のモデ ルからは、シェルビーの権利がなくなる。外見は、スパルタンだが、内装はめちゃ豪華なのです。この他にもポルシェ・カレラ、フェラーリ、メルセデス・ベンツ等もうほとんど輸入車ショーのようです。そして、メンフィスが運転するシェルビーGT500は、めちゃ!かっこいいよ!もちろんカーチェイスもあります。この映画は、ぜひ車好きには、お勧めの作品なのだ。
ただひとつ気になった事はあまりにオシャレでかっこよ過ぎて、あくまで犯罪…。という事を忘れてしまう。そして、日本車が盗まれるリストにはいってない事!日本では、たくさん日本車が盗まれてるのに!

公式HP↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.nocturne-jp.com/fujii_teruo/

【藤井輝雄:ふじいてるお】漫才コンビしましまんずのボケ担当。映画と車に造詣が深いとかなんとか・・・・。



かしはらまことの『BOOBOO♪』

▼かしはら まこと

Vol−「僕のクルマ遍歴(後編)」

ギャランVR−4はとにかくよく走りました。モータースポーツの香りをほんのり感じたのもこのクルマです。205ps、30kgmのパワーを持つ4G63型エンジンは、少しずつ改良を続けて今もランサーエボリューションに搭載されている名機。いや いやホンマにビュンビュン回りました。
しかしギャランというクルマは4WDターボの特性なのか、はたまたセッティングが悪いのかとにかく「曲がらない」!一応は前輪の操舵力に反応して後輪が曲がる「4WS」の機能もついていましたが、荷重移動をしっかりしないとコーナー前で「どわわわわぁぁぁぁっ!曲がらんっ!」なんて事もしばしばでした。

しかし高性能なセダンスポーツの性なのでしょうか、アクセルを踏むたびにクルマが「もっと飛ばせぇ!もっと行けぇ!」と言ってるような感覚だったのです。
時は折りしもRVブーム。ミニバンもいいのがいっぱい出てきました。燃費もよさそうだし何より広いです。そこで、当時会社でもそこそこの役職についていた事もありちょっとゆったりしたいと思ってホンダのステップワゴンを買う事にしました。
ギャランは知り合いに20万円で売り飛ばし、オプション込み250万ポッキリで4WDのヤツを買いました。ウラ話ですが、この頃のホンダは紹介があると値引き幅が少し高くなるのだそうです。

ステップワゴンはとにかく広いクルマでした。125psと前のギャランからは80馬力低く、1.7トンと500キロも重いのでギャランのようには走りませんが、コイツには結構乗りました。4年間で8万キロ。何かと忙しい時期だったので、時にはリアシートをフルフラットにして、クルマの中で寝ましたっけ。8人乗りという事もあって、番組のロケにもよく出動しました。タレント搬送用というヤツですかね(^^)。

で、ステップ君は本当に働き者でしたが、やっぱりパワー不足は否めません。
そして、雨後の筍の如くじゃんじゃん新型RVが出てきます。誰も彼もRV。そんな空気も少しイヤな雰囲気でしたし、もうひとつ強く感じたのが「ボディ剛性」です。何せ元来は結構な「飛ばし屋」ですから、120キロ以上で走る事もままあるワケです。
大体100キロ前後までだったら国産車は別にどうって事はありません。ハンドルをしっかり握っていれば、とりあえずは走ってくれます。でも、120キロ、140キロとアクセルを踏むと、クルマの性格が見えてきます。
ギャランでも名神で一度160ほど出したことがあります。この時は肩に思いっきりチカラが入ってました。つまりボディがたわんで、真っ直ぐ走るのもおぼつかなくなるのです。ステップ号はさすがにそこまで踏めませんでした(というより理論値でも150ほどしか出なかった)が、構造的にも不利なボディでしたので、高速の安定性はいまいち 不安でした。

今でもそうですが、仕事の関係で大阪−京都間を名神で走る事が多く、僕のクルマ選びは「名神を安全に速く走れるクルマ」になっています。ここから僕の視線は国産から「ガイシャ」に移ったのです。

そして最初に選んだクルマは「フォルクスワーゲン・ゴルフ」。そう、何の変哲もないというかほとんど国産並みに普及している「ゴルフ」です。僕はこのゴルフを本当はものすごく嫌いでした。2ボックスの外車とはいえ、国産より装備は劣っているし、何の魅力も感じませんでした。しかし!乗ってみて初めて分かった、というかドアを開けた瞬間に分かったのは、ガイシャの持つ「質感」というヤツです。ドイツ車らしく精緻な作りこみを実証するドア音、そして何よりも国産車の2割以上高いアベレージ・スピードにはビックリしました。僕のゴルフは94年型のVR6という、「直列V型6気筒エンジン」を搭載したモデルでした。
通常のゴルフが1.8リッターなのに対し、VR6は2.8リッターあります。つまり「トルク」で走るタイプのクルマです。
ゴルフ君は文字どおり、今までのスピードを更にアップさせてくれました。とにかくよく走ります。名神で出した最高はメーター読みで195。この速度ではさすがに緊張しましたが、140〜150キロぐらいでも片手ハンドルで走れます。つまりボディ剛性が高いから、サスペンションがしっかりと地面を捉えていて、ハンドルがブレないのです。心理的な安心感もそうですが、国産車では味わえないテイストが確実にあります。

僕はこのゴルフとの出会いですっかり「ガイシャ党」になってしまったのでした。

さて次回は今乗っているクルマ「BMW M535i」との出会い!


【かしはら まこと:柏原  誠】1963年2月生まれ。赤井英和・和泉 修を輩出した浪速高校を卒業、佛教大学で放送局に所属する。卒業後12年間のサラリーマン生活を経て独立、87年に設立したグループ、ノクターン・クラブを復活。和泉 修の誘いでテレビ番組の構成作家とうめだ花月シアターでの舞台演出を手伝う。



かしはらまことの『BOOBOO♪』

▼かしはら まこと

Vol− 「BMWとの出会い」

さて、ゴルフに乗り出した僕はすっかり「ガイシャ党」になってしまいました。
確かに国産車は壊れないし、燃費も良いし、サービスも安心できます。だけど、RVブームの今はどこを見てもRV車ばっかり。
便利で安全ではあるのですが、どうもシックリ来ないのです。
それはやっぱり設計段階での「思想」なのかも知れません。
でも、最近のガイシャもどうも日本車化が進んでいるようで、特にメルセデスなんかはセルシオの影響をすごく受けていますね。だからなんとなく嫌味なのです。どうやら僕は日本車の「媚びた」部分に飽きてしまったのかも知れません。

さて、ゴルフもご多分に漏れず色々と手を入れました。ゴルフはTの時代から様々なアフターパーツが出ていて、例えばウインカーレンズの色を変えたり、メーターパネルの色をボディと同色にしたりできる部品がヨーロッパの用品メーカーからほんとに信じられない位出ていました。
ゴルフは走りも満足していたのですが、ある理由から止む無く手放しました。そして次のクルマはどうしようかと思い、ゴルフを買ったショップに「BMWの328i」を探してくれるようオーダーを入れました。
オーダーを入れて約1ヶ月ほどでしょうか。ある日電話がありました。ショップの社長で同い年の今川氏からのコールは、少しコーフン気味の声でした。
「柏原さん!ええのが見つかったよ」
「あ。見つかった?328。」
「いや、もっとええのが・・」
「えー?なになに?」
「なんやと思う?フフフフ・・・」
「ひょっとして・・・M?」
MというのはBMWの子会社でモータースポーツを担当するBMWモータースポーツ社(現BMW M社)からデリバリーされたスポーツタイプのクルマです。僕がオーダーを入れたE36というシリーズにも3.2リッターの「M3」という車種がありますが、価格はほぼ倍以上します。だから僕はてっきり先代のE30型の「M3」かなと思いました。
「うん。Mですよ。」
「ええ?でも、予算足らんでしょ・・・年式は?」
「86」
「はちじゅうろくぅ? 」
86年式と言えば、今から16年前のクルマです。となれば先代M3・・?
「M3じゃないよ。」
「ひょっとしてM5とちゃうやろね」
M5というのは、1クラス上の5シリーズのクルマです。この時代であればE28型と
いう事になります。でもE28型と言えば2代前の5シリーズ。今じゃあまりお目にか
かる事もありません。
「うーん・・・近いっ」
「あ。M535i?」
「正解ぃぃ!」
これにはビックリしました。M5はまず無いと思ってたのですが(正規輸入されたのは30台ほどだそうです)、同じ外観でOHC3.5リッターを積む「M535i」だったとは・・。
「めっちゃキレイなクルマやで。早よ見にきて!」
「走行は?」
「20000!」
更にビックリしました。16年以上前のクルマが、僅か走行20000km弱なのです。仕事先にいた僕はいてもたってもいられず、現場が終わってダッシュで箕面のショップへ行きました。そこには「ダイヤモンドブラック」と名づけられた黒ボティのBMW・M535iが静かに佇んでました。
外観、足まわり、エンジンルーム、そして内装。どこを見ても極上の個体です。シートはさすがに少し表面が擦れていましたが、ドア内張りも痛みがなく、かなり良いコンディションでした。
試乗したら、フロントの足回りに問題はあるもののエンジンも調子が良く、ものすごく気に入りました。
「足を初期化したら、かなり良くなると思うけどね・・」
初期化というのは経年劣化で変形したサスペンションまわりの部品をすべて新品に交換
し、新車時の状態に戻そうという事です。特にタイヤはかなり220−390というか
なり特殊なサイズだったので、適合するタイヤとホイールに交換する必要がありました。
正直なところ、かなり迷いました。
僕の欲しかったBMWは7〜8年ほど落ちた2.8リッターのヤツです。そこそこ古くて、そこそこ安いクルマを探してたら、かなり古くて、そこそこ安いのが見つかったと言えば良いのでしょうか。でもスタイルは本当に「イチバンBMWらしいBMW」です。
適度に枯れている外観も、そして5シリーズという1クラス上のサイズも魅力ですが、16年落ちというのが少し気になりました。
「E36はまだ先出るけど、この程度のE28はまず出てこないよ」社長はこう言いました。
とりあえずその日は家に帰りました。どうしようかなあ・・・色々と考えました。
誰かに相談しようとも思いましたが、僕以上にクルマに詳しい友人はほとんどいません。
そう考えながら一人だけ、電話してみる事にしました。大のクルマ好き、しましまんずの藤井君です。
1週間後、僕はショップでハンコを押していました。ついに16年前のスポーツセダン、BMW M535iに乗る事になったのです。


【かしはら まこと:柏原  誠】1963年2月生まれ。赤井英和・和泉 修を輩出した浪速高校を卒業、佛教大学で放送局に所属する。卒業後12年間のサラリーマン生活を経て独立、87年に設立したグループ、ノクターン・クラブを復活。和泉 修の誘いでテレビ番組の構成作家とうめだ花月シアターでの舞台演出を手伝う。


『Capricious Wind 9』

▼夏実

アナタが好きと言ってくれた、私のままで。

キーンと冷えた空気が
懐かしの森を抱き締める度
揺れる木々の葉が頬を染めてゆく

また一枚、
恋を知って落ちてゆく
ああ……どこへ行くの

ココニイル、とあの人に伝えて
アナタが好きと言ってくれた、私のままで
風に乗って空を越えて
きっと伝えて


膝の上に開いた本の上
いつしか幾枚もの頬染めた木の葉
栞のように舞い降りていた

また一枚、
恋滲ませて落ちて来る
ああ……ここじゃダメよ

アイシテル、とあの人に伝えて
私を好きと言ってくれた、アナタのままの
風に乗って時を越えて
きっと伝えて


あなたに逢いたい
あの頃のように 私達
抱き締めあえるかしら
重ねた年月のぶんだけ
唇重ね合わせましょう


待ち合わせのベンチ
一人で座るには寂し過ぎて
端に座ると
もう一方に
見知らぬ人が座ってしまいそうで

だからいつも
わざと真ん中に座って待っていた
私はあなたと座りたかったから


マッテイル、とあの人に伝えて
アナタが好きと言ってくれた、私のままで
時がクレタ微笑みたたえ
あの頃と同じように

ずっとずっと……

 
【夏実:なつみ】大阪出身。ryu_mama♪のHNでHP『Ryu's Cafe』を開設。現在は1男の母。



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■編集後記
続けることはなかなか難しいもんです。継続は力なりという言葉がありますが、ほんま力になってるんやろか?と
時に疑問に思いつつ、それでもボクらはツヅケルのデス。だって尻すぼみで終わるのって嫌やん。
どうせなら盛り上って惜しまれつつも・・・・なんてのがイイじゃないですか。
とりあえず今年はまた新しいライターを探さないとあきませんな。どなたか「ワシが書いちゃる!」という男気あるいは
女気のある方がいましたら、どうぞこちらまで。

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■次回の予告:2003年?
月中刊行予定!?■(もう予定立てません!)
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編集:柏原  誠
    増田達也
Copyright(c)1999 Ncturne Club
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2004年4月24日 更新

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