マイペンライでゴー

第11号


夕焼けイノキスト・宮脇まさはるの
プロレス郷愁思考のすすめ

宮脇 正治
柏原 誠
重藤貴志
増田達也
Kei
二十日鼠
北川こころ

かしはら
まこと


暑い暑い8月がやっと終わりを告げ、涼しさを告げる9月になりました。この例年にない暑い8月に汗水たらせましょうか!ということは全然ございませんが、とうとう8月をとばして9月に発刊となりました。これに懲りずにどうぞこれからも「マイペンライ de Go!」をかわいがって下さいませ。そして、なんと”メールマガジン”化することになりました。、トップページに登録受付フォームを用意したので、どんどん登録して下さい。
では第11号をお楽しみください!!


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英語が突然聞き取れる!
あるある大辞典の放映内容そのままの聴覚訓練



画面ライダー連載中!画面ライダー連載中!画面ライダー連載中!   




「夕焼けイノキスト・宮脇まさはるのプロレス郷愁思考のすすめ」
居心地は? 人の心の奥座敷・・・の巻

▼宮脇正治

 昔、プロレスラーといえば、強いものの代名詞だった。ビル・ミラー、クラッシャー・リソワスキー、プリンス・イヤウケア・・・私が幼い頃、壊 れかけた白黒テレビの画面に大物外人レスラーが映し出されると、彼等の顔つきや風貌を見るだけで、身がすくんだものだ。
 ボボ・ブラジル、ディック・ザ・ブルーザー、ザ・デストロイヤー・・・強いプロレスラーを見ては、大人たちも本気で怖がっていた。物凄い重みと存在感。そんな怪物たちに対し、眼と牙むきだしで飛びかかっていった若き日のA猪木の黄色いタイツは、新品のカラーテレビの画面からはみだすように、異彩を 放っていた。
 私は思う。一体、プロレスラーの「強さ」とは何だろうか。それは、見た人の心にどれだけ大きな衝撃を与えることができるか。そしてその後も、人々の心の奥座敷にどれだけ永く、深く棲み続けることができるか・・。
 そう考えると近頃、増え続ける団体やレスラーの数に反比例するよう に、「強い」プロレスラーがめっきり減ってしまった感あり、だ。他人の心 の奥座敷は、居心地が悪いのだろうか。
 が、そんな寂しい思いの中で、ふと、ひとりの男の顔が浮かんできた。見る者の心に印象深く入り込み、 永く棲みつく、という私流強さの基準に叶っていそうだが、彼は本当に 強いんだろうか? 先頃、長州力を相手に有刺鉄線電流爆破デスマッチ をやってのけた、大仁田厚のことである。
 かつて大仁田は、全日本プロレスでジュニアヘビー級選手権者として活躍したが、体を壊し引退。その後、職を転々とするもプロレスに対する愛情絶ち難く、たった5万円でFMWを旗上げ。ロープの代わりに有刺鉄線を張り巡らせ電気を流し、爆薬を配備して、触れれば感電・爆発するという大仕掛けなリングに何度も命懸けで飛び込み、注目を集めた。  彼のやり方には反論も多い。レスリングの出来ない奴がプロレスラーと 名乗っている、あるいは、リングに爆弾や地雷まで持ち込むなんて行き過ぎ云々。確かに大仁田のすることは突拍子もなく、非常識だ。
 だが、大仁田は、世間の批判を逆手に取って、更に支持を得た。その論法たるや、強引なまでに劇的な二律背反。例えば、「(遠くを見つめ)人は 俺のことを、邪道と呼ぶ。(自嘲ぎみに)確かに俺は正道を歩けん。(吐き 捨てるように)そんなこたあ、わかってる・・・でも・・邪道が・・(小声で、しか し強く問い詰めるように)邪道が、夢を追っちゃいけないんですか?(泣き叫 びながら)邪道にも夢があっていいじゃないですか!(突然怒りながら)これ は!・・・これは、これは、正真正銘の俺の血ィじゃ!(また泣きながら)これは俺の血ィじゃ・・・(怒り、泣きとり混ぜ大声ふりしぼり)俺には、これしかな いんじゃあああ!!」
  絶妙の間の取り方と眼技で、大仁田劇場とまで言われるようになった彼の逆理マイクパフォーマンスは、混沌とした時代に悶々と生きる若者たちの心を、がっちり捕らえた。  そして数々の紆余曲折を経て、長州との爆破マッチ。試合結果はそれこそ火を見るより明らかで、仁王立ちの長州の足元には、有刺鉄線と爆破で全身血まみれの邪道が、崩れ落ちていた。
 さて、この大仁田、レスリング云々となると、決して「強い」プロレスラーとは 言えないかもしれない。しかし、人の心を掴む才能は、ピカイチだ。何せ、スタイルから考え方まで、悉く対極に位置している引退していた長州を、2年半ぶりに、しかも爆破の舞台に引きずり上げたのだ。技らしい技はほとんどないが、文字通り体を張って激痛に耐えながら、自己の信条を貫徹する姿勢と執念は、長州をして「完敗」と言わしめた。
 プロレスラーの「強さ」に不可欠な、人の心に土足で上がり込むセンス。 そして、いつまでもおいとましない執念。これを持ち合わせるレスラーの少ない昨今を憂い、書いてみた。

ちょっとおしらせ  
昔を懐かしむ・・・たまにはいいですね。過去のあの感覚、あの風情、あの 匂い・・そうだ。これらを、いっそのこと今に蘇生できないかな? 人物や背景は変るだろうけど、あの日見た夕焼けの色を、もういちど見てみたい! こんな気持ちを私なりに、郷愁思考(志向)と名付けました。そして、これを 思いっきり語るには、プロレスがいちばん相応しいと思うのです。という わけで、このコラムも丸1年。次号より、新シリーズ突入!でもないけど、気分一新、装いも新たに「夕焼けイノキスト宮脇正治のプロレス郷愁の風景」を、お届けいたします。ぜひ、お読みください。ご愛読ありがとうございました。

【宮脇正治 みやわきまさはる】 1960年生まれ。佛教大学では放送局設立準備会とプロレス研究会に所属。現在、プロスタイルレスリンJWA関西事務局スタッフ。



「Fomura1〜大地を翔ける秒速の戦士たち〜」

 ▼柏原 誠

さてF1も後半戦である。7月ドイツGPまでのでのポイントランキングをちょっとおさらいしてみると・・。
1位 56pt ミハエル・シュマーッハー(フェラーリ)  2位 54pt デビッド・クルサード(マクラーレン) 3位 54pt ミカ・ハッキネン(マクラーレン) 4位 46pt ルーベンス・バリチェッロ(フェラーリ) で、F1のポイントはどのように与えられるかというと・・ 1位/10pt, 2位/6pt ,3位/4pt, 4位/3pt, 5位/2pt ,6位/1pt ということで、いわゆる「入賞」というのは6位までを指す。
つまり優勝1回につき10点もらえるワケだから、1位から4位まで10ポイント差ということは4位のバリチェッロが優勝してシューマッハー・クルサード・ハッキネンが軒並みノーポイントだったら、1位がフェラーリ勢の2人ということになる。つまり「上位4名がこの後のレースでリタイア=ポイントスタンディングが入れ替わる=レースがかぜん白熱する」という図式が成り立つワケだ。フェラーリファンの私としてはちょっとドキドキものであるが・・。

で、8月13日のハンガリーGPでどうであったかと言えば、予選ではとんでもない速さのシュマッーハーもレースではマシンコンディションに苦しみ、結果1位ハッキネン、2位シューマッハー、3位クルサードとなった。結果ポイントスタンディングはこうなった。 1位/64pt ハッキネン, 2位/62pt シューマッハー ,3位/58pt クルサード, 4位/49pt バリチェッロ ここへきてついにトップの座をマクラーレンに明渡すことになったのである。

で、最近のGPの特徴であるが、まずマクラーレンのマシンコンディションの良さが目立つ。予選は言わば「ここ一発」の速さでフェラーリが凌げるのだが、特に夏の高温下で70周近いレースディスタンスを闘うという条件では、マクラーレンにかなり有利な状況だ。TV画面で見る限りマクラーレンのコーナリングはフェラーリのそれに比べはるかにスムーズで、スタート時点にトップに立ったハッキネンは2位のシューマッハーを1周おきに約1秒離していったのだから、フェラーリのマシンがいかにしんどいかが分かる。 恐らくストレートの伸び具合は互角だと思うのだが、サスセッティングと空力の部分でマクラーレンは相当煮詰めているのだろう。それが証拠に最近のフェラーリF1−2000のサイドポッドはマクラーレンMP4−15にソックリだ(笑)。

マクラーレンの筆頭株主でもあり、エンジンサプライヤーでもあるメルセデス・ベンツ(ダイムラー・クライスラー)は昔からレースにおいてはドイツらしい堅実な作りであった。世界中の自動車メーカーであらゆるカテゴリーのレースの頂点に立っているのは何を隠そうメルセデスなのである。つまり「絶対に勝つ」「勝つまで続ける」という技術的な自信と資本力がモノを言うのである。片やフェラーリは50年前にレースをするためにスポーツカーを売るという純血のスポーツカーメーカーである。どちらも威信がかかっているとは言え、企業の規模ではメルセデスには勝てない。

私のフェラーリびいきはこうした「企業体質」みたいなものに惹かれているからかも知れぬ。どうもフェラーリというメーカーが「阪神タイガース」とオーバーラップしてしまうのだ。チャンピオンの座から遠ざかって約15年。どちらもぼちぼち栄光の座に立ってほしいものだが・・・ さて残り5戦。トップ4人の闘いは「絶対にリタイアできない」闘いになった。ハッキネンの3連続チャンプか、シューマッハーの返り咲きか、はたまたクルサードかバリチェッロか・・? でも、清原を電車2両ぐらいで買えんかのう?(笑)


【柏原   誠:かしはらまこと】1963年2月生まれ。赤井英和・和泉 修を輩出した浪速高校を卒業、佛教大学で放送局に所属する。卒業後12年間のサラリーマン生活を経て独立、87年に設立したグループ、ノクターン・クラブを復活。和泉 修の誘いでテレビ番組の構成作家とうめだ花月シアターでの舞台演出を手伝う。



■『STARWARS SAGA GOES ON』...VOL.11

▼重藤貴志


今回の稿から中断していた『STARWARS SAGA』の魅力的な登場人物の紹介を再開する。ルーク・スカイウォーカーと彼の双児の妹、プリンセス・レイアについては紹介が終 わっているので、いよいよハリスン・フォード演ずるハン・ソロに登場してもらおう。

莫大な見返りの可能性があれば大きな危険を顧みないこの密輸商人は、自身の傲慢さ と釣り合うほどの幸運に何度となく恵まれた男であった。

惑星コレリアに生まれ、少年時代はスゥープ・レーサーとして有名だったハン・ソロ は、成長して帝国アカデミーに入学する。しかし生来の頑固者であり、正義感の強い彼は、キャッシュシーイク星に住むウーキー族を虐待する奴隷商人に干渉してしまう。 当時の帝国法によれば、ウーキー族を奴隷として扱うのは合法であったが、命令違反をした若きハン・ソロは帝国艦隊を除名処分になる。これがアウトロー生活の始まりであった。将来を嘱望された士官候補生だっただけに本人の落胆も大きかったと云う。このとき助けられたのがチューバッカであり、彼等ウーキー族は生命を助けられた者に“生命の借り”を感じる仁義に厚い種族であることから、以後は行動を共にする。彼等二人は種族の差を超え、次第に変わらぬ友情を誓いあうパートナーとなっていく。

そしてハン・ソロは密輸の仕事をこなしていくうちにギャンブルの腕にも磨きをかけ、友人であるギャンブラー、ランド・カルリジアンとのサバックの大勝負で勝利を納め、貨物船“ミレニアム・ファルコン”を手に入れることに成功する。この貨物船は見た目こそボロボロだったが、数々の秘密改造が施されていた為、非常に性能が高かった。 ハン・ソロとチューバッカは、この貨物船にさらなる改造を加え、これを銀河中で最 も速い宇宙船の一隻として仕上げるに至った。悪名名高いケッセル・ランの最速記録を塗り替えたのも、彼等の技倆だけではなく、この宇宙船があってこそだと云えよう。

アウトローとなったハン・ソロは、生きる為にいかがわしい仕事を数多くこなしてゆく。なかでも、ジャバ・ザ・ハットのような犯罪組織の首領の為にグリッター・スティ ム・スパイスを密輸するのは定期的に行っていた。ジャバは彼等の腕を高く評価していたのである。しかし、あるとき何者かに密告され、ハン・ソロは帝国の検閲を避ける為にグリッター・スティム・スパイスを宇宙空間に捨てるはめになってしまった。ジャバ・ザ・ハットへの弁償金を稼ぐ為、彼とウーキーはモス・アイズリー宇宙港で方策を考えていた。そのタイミングで惑星アルデラーンへ飛ぶことを依頼してきたのが、ルーク・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノビ、そしてドロイドたちだった。かくして運命が廻り始め、ハンソロとチューイは帝国軍との戦いへ身を投じてゆく。

いかがだったであろうか。これが『EPISODE.4 -A NEW HOPE-』へ至るハン・ソロの半生だが、実に波瀾万丈である。宇宙を夢観る少年だったルークとは大きな違いがある。 どちらかと云えば夢想家であるルークと、現実主義者であるハン・ソロ。後に義兄弟となるこの二人は、あまりにも違い過ぎる部分と、あまりにも似ている部分があった為、互いに魅かれあったのかもしれない。


【重藤貴志:しげとう たかし】1975年3月生まれ。東京出身。DJをめざし放送局に入る。卒業後FM京都のADなどの放送現場を経験。音楽・芸術に造詣が深い成長株のクリエーター。佛大時代に同期だった小林寛幸と共に次世代メディアであるインターネット放送局「N−mix」を設立・運営する。

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Internet Voice Station "N-mix"
http://www.n-mix.com/

Before The World's End - Tell A Lie -
http://www.n-mix.com/absolutezero/index.html
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■『世紀末映画考』 No.011

                                    ▼増田達也


映画のジャンルは多々あるが、その中に「アニメ」というジャンルがある。有名なところで「ディズニー」映画があるのはご存知だろうし、一回ぐらいはご覧になっていることと思う。
日本で大きな存在と言えば、「ジブリ」の制作する作品群だろう。出す映画出す映画ヒットをとばし、アニメといえばジブリてな印象がある。アニメ通に云わせれば違うのかもしれないが・・・。 昔でいえば手塚治虫の「虫プロ」も頑張っていたのではなかろうか。そういえば子供の頃は、まだ東映アニメに力があったように思う。

ということで、今回はアニメ映画について語りたい・・・と思ったわけではなく(そんなに詳しくも無いので)、レンタルビデオ店で目にした「ルパン三世」をなんとなく見たくなったので、アニメを題材に取り上げた。
僕らが小学生・中学生の頃は「宇宙船艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」が思いっきり流行った時代だ。(関西限定だが)吉本新喜劇を誰もが見ていたのと同じくらい、皆見ていたのではなかろうか。
漫画好きだった僕の周りには、そんな漫画やアニメが好きな連中が結構いたもんだ。中には後年のアニメおたくさながらの、ちょっとイキ過ぎの輩もいた。そんな連中を目の当たりにするうちに、熱が冷め距離を置くようになったのかもしれない。
余談だが、以前デザイン会社に在籍していた時、デザイン系の専門学校卒の人間にこの手のアニメおたくっぽい連中が多いのに驚いた。断っておくが、僕はアニメは好きな方だしアニメ文化が不当に低い扱いを受けているのを理不尽に感じることもある。ただあの連中が描く画一的な画は嫌いだ。顔は幼く、胸が大きいアンバランスな女性像ははっきり云って気持ち悪いのだ。好き嫌いだから仕方が無い。

それと僕らの子供の頃は「トムとジェリー」を筆頭に、アメリカ製のアニメが多く放映されていた。日本製アニメとは違う楽しさが、そこにあったと思う。「チキチキマシン猛レース」「大魔王シャザーン」「ウッドペッカー」「スーパースリー」等々・・・・。大概3本立てが多かったんじゃないだろうか。

それで今回レンタルビデオ店で目に付いた「ルパン3世」だが、僕が好きなのはルパンシリーズでも初期のやつである。ジャケットも青をきていたし、赤ジャケットのルパン程コミカルではなかった。初めて見たときは、まだ子供だったせいもあるが、大人っぽいアニメだと感じた。テーマ音楽もそれまでの子供向け音楽とは違うカッコよさがあった。画も赤ジャケルパンとは違い、渋かったし。

アニメは現在、日本が誇る文化の一つとなっているみたいで、色んな国に輸出されたりしている。僕もタイで「一休さん」を見たし、他にも色々放映されているようだ。ただし、アメリカではまだまだアニメは子供向けという意識が大半であり、「もののけ姫」のアメリカとフランスでの扱いの違いは、なかなか興味深かった。アメリカはやはり興行第一主義であり、フランスは映画を文化として保護するお国柄かアニメもきちんと扱っていたみたいだ。 こう考えると、映画の中にも厳然と差別が存在すると感じる。「SF」「アクション」「アニメ」は文芸モノに比べるとステータスが低いのだ。だいたい国際的に有名な映画祭で、これらの映画はあまり賞を受賞していないのではないだろうか。まあ賞を獲ったからいい作品でもないけどね。要は自分が好きな映画がいい映画という事です。

■今回のMASUDAのおすすめ映画(レンタルビデオ)は、「ルパン3世/カリオストロの城 」です。
 まあ今回のテーマに合わせときます。ルパンの映画シリーズの中では一番好き。(最近のは観てません)


【増田達也:ますだ たつや】1964年10月生まれ。佛教大学時代は放送局に所属。イラスト・グラフィックデザイナーとして活躍し、99年独立。ノクターン・クラブのコア・メンバーとして主にWebサイトのデザインを担当する。音楽・映画に詳しく、作品に対してイーヴンな評価を与えられるアーティスト。後述の「画面ライダー」の作画担当。




「中年ロッカーの逆襲」
〜Cocoro(ココロ)〜

▼Kei


 今回は久しぶりに自分の歌がテーマだ。
 前回はロックの持つ「不良性」について述べたが、こんな時代にどんなに悪ぶってもそれは時代への追従にしかならない。今は、悪ぶることさえ流行の一部なのだ。いや、すこし前なら鼻つまみにあったようなことでも、今では「当たり前」になっていることが非常に多い。こんな世の中では、真の「非日常」を見つけることに苦労するのだ。
 だから、歌を創るのでも、歌詞を書く作業の方が大変で、自分なりに納得できた詩は、非常に力をもったものになっていることが多いものだ。

C o c o r o

子どもは笑う どんな下心もなく
誰のためでもなく ただ笑う 

心をそのままに  表して生きることが
「大人らしくない」からと あざ笑うけど

いつから俺は笑えなくなったのか?
いつから君は泣けなくなったのか?

もっと泣いて もっと泣いて
その方が君らしい

心を隠して つくり笑いを積み重ね
だれかのためにばかり生きてる

無邪気な心を また一つ捨てていく
都合の悪いところは 人のせいにして

少しずつ周りに 作り変えられていく
それでも俺は 俺でしかないのだから

もっと泣いて もっと泣いて
その方が君らしい


いつから俺はウソつきになったのか?
いつから君は強がりになったのか?

もっと泣いて もっと泣いて
悔しさも寂しさも せつなさも
みんな 君の心だから

大人になるということは、子どもの心を捨てていくということだ。そして、世の中で生きていく限り、それは美徳とされる。しかし、そのことで失う美しさも少なくはないということを、ときどき自分の痛みとして感じている大人も少ないのではないか。ほとんどの大人は子どもの心を捨てていってることに気づかないか、気づいてもそれを「仕方のないこと」としてあきらめているかどちらかではないか。
 もっとも、最近は、子どもの心を持つ「美しさ」はきれいさっぱり捨て去り、「未熟さ」だけを引きずっている、”醜いだけの子ども大人ーなこと”が増えているので、あまり、「子どもの心を失うな」などと叫べないような状況になっているのは寂しい限りだが。

【Kei:本名 坂本桂】ブリティッシュ・ロックの大御所「THE WHO」デビューの1964年に生まれる。高校時代「SMO 」/「ストーン・ギャザーズ・ノー・モス」というストーンズ、ピストルズ、フーなどのコピーバンドのVo.を経験後、1982年に「GAOSS」を結成。オリジナル曲を中心に京都の「拾得」「磔々」大阪「エッグプラント」等で演奏活動を行うが1987年に解散。その後10年のブランクを経てBitter・Tasteを結成。



 

「二十日鼠の夏休み日記」
▼二十日鼠


金曜日の夜に花火をしました。やっぱりその日も蒸し暑い熱帯夜で、アウトドア用のオイルランプと、クーラーボックスに入れた1ダース(十二本)のビールと、皆が大好きなおやつと、両手に抱えきれないほどの花火を持って、大きな公園に集まったときには喉がからからになっていたので、まずビールをあけて皆で乾杯をしました。

打ち上げ花火がたくさん上がる大きな花火大会へ出かけて、キラキラと輝く夜空を見上げながら「たまや!」と叫ぶのも素敵だけれど、小さな花火をたくさん買って皆で パチパチと遊ぶのもそれはそれで楽しいものでした。夜の闇は何処までも深く濃密で、気まぐれなお月様は姿をあらわしたり、暗い雲の中へ姿を隠したりということを 繰り返していました。白い煙に乗って漂ってくる火薬の匂いが何だかとても懐かし く、淡い色の光に浮かび上がった女の子たちの姿は信じられないくらいに綺麗でし た。

忘れかけていた涼しい風が最後の線香花火の火種を落としてゆき、振り返ると暑くけたたましい季節は少しずつ遠い場所へ去ってゆこうとしていました。夏はとにかく暑くて暑くてイヤになると誰もが言うけれど、終わりが近付くにつれて寂しい気持ちになるから不思議です。

次にやって来る夏もまた楽しい夏でありますように、と僕は小さな声でお月様にお願 いをしました。

【二十日鼠:はつかねずみ】性別、経歴、ともに不詳。ネット上で自作の小説を発表しながら細々と暮らしている。

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熱帯夜 - A Midsummer Night - 
http://user3.allnet.ne.jp/20dayrat/
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「主婦流ガンプラ爆走道」
〜仮組みは命がけで行え!!〜

▼北川こころ


さて、ガンプラ作成行程の中で最も気楽で楽しい作業、仮組みです、嬉々としてかか りましょう。まず、取扱説明書をじっくりと最後まで読み、ここは組んでしまって塗装をしても平気だとか、ここはバラしたほうがいいとか、そういうことをキチンと考 えましょう。その上で説明書通りに組んでいきます。後でバラす部分はバラしやすいように、このまま組んでしまう部分はキチンと隙間のないように組みます。キチンと 合わない場合には中の芯を切り、セメダインなどで接着すると美しいです。仕上げに響きますから、バリ(パーツとシートの繋ぎ部分)はデザインナイフとニッパーを使っ て丁寧に取り除いておきましょう。

さぁ、組み上がったら全体を見てみましょう。灰が落ちるからと我慢していた煙草に火を付け、おいしいコーヒーでも淹れましょう。 美しいでしょう?かっこいいでしょう?? ですが、ここで満足してはなりません。 この仮組みの目的は全体のバランスを見るためのもので、ここの色は指示通りではな くこの色にしようとか、バランスが悪い箇所を改善するためのプランを練るためのも のなのですから。
ですが・・・ここはとりあえず、そっとガンプラに熱い祝福のキッスを・・・。


【北川こころ:きたがわこころ】1974年生まれ。日本大学芸術学部卒業後、出版広告業に職を得る。出産を機にフリーとなり、雑誌への原稿を執筆する傍ら、密かな趣味として「ガンプラ」に熱中。その作品は神奈川県十日市場駅前MEDIA POLICEさんに展示中。現在は「読み物系HP〜君もサボテンになってみないか?」と「CHAT WIRED」を運営管理にも励む。

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君もサボテンになってみないか?
http://www.angel.ne.jp/~kitagawa/

CHAT WIRED -2nd Eddition -
http://srv101.virtualave.net/
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■特別寄稿〜BooBoo♪〜

▼かしはら まこと


さて久々に今回はミニカーの話。実は私、この度新たにオフィスを移転する事になった。そこで部屋に詰まれている、これまでに買い求めたストックを箱詰めすると・・・これがなんと39台あったのだ!。 ざっとそれらの車種をリストアップしてみると・・

( )はメーカー名。
日野ルノー4CV(プロバンス) '65VWカルマン・ギア・クーペ(プロバンス) '92ポルシェカレラカップカー(スターター) '92ポルシェ911カレラRS3.8×4/ル・マン(スターター) '96ポルシェ911GT1(プロバンス) '93アルファロメオRZ(プロバンス) '68アルファロメオGTA(プロバンス) '90アルファロメオSZ(プロバンス) '95アルファロメオGTV(プロバンス) '67ルノーR8ゴルディーニ(プロバンス) '92ダッジバイパークーペ(プロバンス) '67ダットサンフェアレディ2000(プロバンス) '91ミツビシギャランVR4/モンテカルロラリー(プロバンス) '65コルチナロータス/ブランズハッチ(プロバンス) ロータスエランFHC(SMTS) シムカ1000ラリー(プロバンス) '86ランチアデルタS4/オリンポスラリー(MERI) '68ニッサンスカイラン2000GT(さかつう) レンジローバー/ロングシャーシ(ジェフィー?) '94ザウバーメルセデスC13(タメオ) '85フェラーリ156/85(タメオ) '94ミナルディM193(タメオ) '99フェラーリF399/モナコ×2(タメオ) '00フェラーリF1/2000×3(タメオ) '82フェラーリ126C2/ゾルダー(MERI) '82フェラーリ126C2/ゾルダー(レーシング43) '95フェラーリ412T2/カナダ(BBR) '84フェラーリ288GTO(BOSICA) '88モクラーレンホンダMP4/4−セナ(タメオ) '66フィアットアバルト695SSアセット・コルサ(バルニーニ) '64フィアットアバルトOT2000ベルリーナ(バルニーニ) '65トヨタスポーツ800(Acu.Stion) シェルビーコブラ427S/C(メイクアップ)

とまぁ、この5〜6年ですっかりストックヤード状態になってしまったワケだが、購入金額については実際のところ想像がつかない。プロバンス・スターターはフランス、SMTSはイギリス、MERI・BOSICA・R43・タメオはイタリア、その他は国内のメーカーである。この中で最も高かったのがフェラーリ288GTO/BOSICA。これはなんと名古屋で残り数台という所を押さえたのだが、後で金額を聞けば55,000円!
 思わず電話で、「すんません・・ボーナス払いにしてもらえますぅ?」って聞いてたな・・。何しろボシカのモデルは世界最高の精密さと言ってもいい位で、彼のフェラーリ126C2はキットで20万、完成品で45万ほどになる。もちろん、キットも完成品も今は絶版(なんとキットのみ20セット再販というウワサがあったが、泣く泣くあきらめた。)になっているのでいたしかた無いと言ったところである。

素材は大半がレジン。ガレージキットの素材としてはプラに近いので、加工がやりやすいのが特徴だろうか。ただどうしても肉厚が厚くなるので、ディテール重視の場合はインナーフェンダーの部分をかなりリューターで削る事になる。メタルの場合はなんといってもその質感・重量感がたまらない。フォーミュラはメタルが多いな。(但し接着はエポキシ、強度を出すならハンダ付けになる。ハンダで何回ボディを溶かしたでせう・・) 面白いのは、メーカーによってディテールの出し方が違うこと。この辺りはたぶんガンプラの北川センセイに教えて欲しいところだが、同一のモデルでも原型を作る人の個性が出てくるので、フォルムに大きな違いが出るのだ。その点で私がKITを買う時は必ず現物をいろんな角度から見ることにしている。そこでピッと来ないヤツはやはり出来が悪いのである。 こうやってリストアップすると、私の好きなクルマが大体どの辺かって言うのがなんとなくお分かり頂けるのではないだろうか。やはりイタ車が圧倒的に多く、続いてフォーミュラカー、ラリーカーと続く。
面白いというか珍しい所では日野ルノーなんかはどうだろう。と言ってもトラックの日野自動車がこれから乗用車を作ろうと言う頃のモデルだから、私も1回しか見たことがない位、珍しいクルマである。アバルトOT2000ベルリーナもかなり探したなぁ。これは東京のメイクアップで見つけたキットだと思う。現車が世界に1台しか無いのにようモデル化したなと思うヤツである。

さて、こんなに買っていつ作るねんとよく聞かれる。もちろん私にはキット収集の趣味は無く当然作るつもりで買ったのだが、まぁこれは本当に自分ひとりだけの世界に浸れるので、自分の命が続く限り作りたいと思っている。 ひとつひとつのキットにも箱を開けた瞬間の「表情」があるようで、特にこうした少量生産ものというのは作り手の「意志」とか「想い」が普通のプラモデルに比べ濃厚なように思える。台本を作ったりWEbを作ったりするときの「ひとり」と、ミニカー作ってるときの「独り」の感覚は全く違う。机の上の10cmの創造物に向かう集中力は、まるで自分が空気と一体になったような静けさとエネルギーが一点に集まる過程が良く見える。それだけに自然と「失敗しない工程」を頭の中で考えたりするのだろうか。もっと早く作りたいとは思うのだが、もともと「注意力散漫」と小学校時代通信簿に書かれた僕のこと、1年に3〜4台がMAXだろうか・・。 待てよ・・。1年に3台〜4台作るとして約10年。そうか・・・もうちょっと買い足せるなぁ。(笑)

新居&オフィスとなるマンションは3LDKなので、仕事場に2部屋使用する予定だ。ビデオ・オーディオの編集ルームとWebサイトの仕事は別の部屋でやることにし、塗装工程以外のクラフトワークは編集ルーム脇に専用のデスクを置いてやろうと画策している。と言っても、私自信いつ年貢の納め時になるか分からないので、その時はまたストックが貯まる時かなぁ・・なんて思っているが・・。

【柏原  誠:かしはらまこと】1963年2月生まれ。赤井英和・和泉 修を輩出した浪速高校を卒業、佛教大学で放送局に所属する。卒業後12年間のサラリーマン生活を経て独立、87年に設立したグループ、ノクターン・クラブを復活。和泉 修の誘いでテレビ番組の構成作家とうめだ花月シアターでの舞台演出を手伝う。

ここだけしか買えないIBM Aptiva E Series新登場!



■編集後記

企業のリコール隠しやら、ロシアの原潜の事故やら、この夏も色々な事件がありました。
熱帯夜が続く暑く寝苦しい夜に、寝汗をタップリかき日に何度もシャワーを浴びて、この
非人道的な夏を乗り切り、やや涼しくなりかけの今日この頃ですが、一千万(?)「マイ
ペンライ de Go!」読者の皆さまいかがお過ごしですか?たいへんお待たせしました!

メ−ルマガジン化にも着手したので、今後ともよろしくお願いします!

 

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問いませんが、原稿は日本語でお願いします。お問い合せは下記編集まで!


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編集:柏原  誠 kashihara@nocturne-jp.com
    増田達也
  masuda@nocturne-jp.com
Copyright(c)1999 Ncturne Club
許可無く転載することを禁じます。

2001年11月21日 更新