修士論文、校了。

| コメント(0) | トラックバック(0)

最後の卒業単位となる修士論文は22日に提出した。

校了するまで、指導頂いた先生方、諸先輩方には心から御礼申し上げるものである。

序章から終章まで併せて約33.000文字、図表を入れれば45ページという、

なかなか気合いの入った論文になった。

テーマは"地域スポーツ団体のサポートシステム-「デジタルコンテンツの活用を視点に」-"

得意分野と、全く得意でない分野が入り混じった論文で、

特に重要な三章部分は当初の予定とはずいぶん違った結末になったように思う。

 

論文を書きつつも、残念ながら本文から落とした項目もたくさんあるから、

そういった部分を思い出しつつ、余禄として書き起こしてみたいと思う。

 

スポーツ団体、それも地域スポーツ団体は、子どもたちが初めてスポーツに触れる

「エントリー・スポーツ」の領域を担当することが多い。従って、地域のスポーツ活動の

ハブとして公共的役割が求められている。しかし実態は、学校の先生だったり、

競技経験者がボランティアで運営に参加しているような状態が恒常化している。

 

実はこの「ボランティア」が結構クセモノなのだ。

 

特に教育現場にあっては、この無償の奉仕は必須のものである。

やはり、「教えを乞う」わけだから、当然のように、「お礼奉公」があって普通の世界

である。というか、日本の典型的な組織では、別にお礼奉公と言わずとも、

お世話になれば、その分は何も言わなくても分かるでしょ的な発想で、

お礼をするものだ。

これを「互酬関係」とも言うが、これが強いのが、教育界とスポーツ界だと思う。

 

何故か。

 

それほど難しい答えではない。マニュアルでは学べない「経験価値」があるからだ。

そしてそれは、「暗黙知」とも言われている。

この要素が強いほど、通常の概念では捉えにくい要素が多分に含まれているから、

理解にとても時間がかかる。

自分は最初、スポーツ関係者の方々の考え方が、微妙に違うところに気付き、

そして、その違いというのが、この「暗黙知」だと思った。

 

スポーツ団体のもうひとつの特徴は、組織構造がヒエラルキーの強い、

官僚制的な構造だということだ。

カンタンな話、「タテ社会」である。今昔に関わらず、自由を求める若者は、

このタテ社会を嫌う。

しかし、成長するにつれ、いつのまにかタテ社会に染まってゆく。

 

心理学者の岸田秀は、日本の官僚組織の特徴を「自閉的共同体」と呼んだ。

排他的である。身内の責任を問わない。外部に対しては攻撃的である・・・

などの特徴があるが、

岸田は日本のあらゆる組織体にもあてはまると、著書で述べている。

ちょっと脱線してしまうが、日本の企業や官庁、学校などの教育機関などが

おしなべて自閉的共同体とすれば、

日本のグローバル化なんてのは、机上の空論でしかないと、自分は思う。

 

話を基に戻すと・・・

スポーツ団体の組織的な特徴、構成員の特性はなんとなく理解できた。

では、地域スポーツ団体の問題や課題とは、一体何なんだろう?

 

それはやはり、「ぜい弱な財政基盤」に他ならない。

 

財政的に主体性が確保できておれば、スポーツ団体は

格段にステータスを上げてゆくだろう。

その為には、スポーツ団体の競技会や、様々な取り組みを、もっと多くの人々に

アピールする必要がある。

 

つまり、「可視化」を進めよ・・・というワケだ。

 

そのために、デジタルコンテンツを使ってみてはという論文である。

 

その後の展開は、また時間があれば・・・

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.nocturne-jp.com/mt/mt-tb.cgi/41

コメントする

ウェブページ

※この時計の時刻は、あんたはんのパソコンのもんどす。必ずしも正確な時間ではあらしまへん。

このブログ記事について

このページは、911carrera_kero4が2011年12月27日 22:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「W杯バレー」です。

次のブログ記事は「卒業」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。