3ヶ月ぶりに西野流の稽古に出た。
8月の稽古から「忙しい」を通り越してナニをやってるのか
わからんような状態を過ごし、
今月はなんとか・・・と思って時間を作った。
大阪校のスケジュールは2週目から1週間、西野先生が
東京からきて直接指導をしてもらえる。
創始者の直接指導だけに、最も人数の多い時期でもある。
自分は正直この3ヶ月間、西野流を辞めるかどうか初めて考えた。
入塾して14年、こんなに続くこと自体奇跡に近いものなのだが、
まぁ、ハッキリ言うとタイトな時間にいつも同じ内容の稽古が
物足りなくなったのも、紛れの無い事実だ。
塾生のラインナップも変わっていったのもひとつあるかも知れない。
なじみの人はほとんど辞めてしまい、
どんどん武道色が希薄になって、自分が稽古をする理由も
なんかアヤフヤになっていってたのだった。
で、昨日と今日は久々の稽古。
床も壁も分厚いマットの張られた稽古場で
約1時間の基本稽古。
3ヶ月何もやってなかったから、気の流れも悪かろうと
思ってたら、ぜんぜん滞ってない・・・・
これは13年続けた賜物なのかも知れない。
基本が終わり、いよいよ対気。
西野先生が入ってくる。
塾生に語りかける・・・
「今、経済工学が破綻して、エライ事になってます。
でもね、人間にとってイチバン大切なものは何ですか?
ちょっと前やったら『仕事!』なんてアホな事言うてたけど、
今そんな事言う人いませんね。
人間にとってイチバン大切なのは『生きる』ということです。
仕事なんか三番目です。
若々しく健康に生きることができたら、こんな不況でさえも
『なんとかやってやろう!』という気になるんです。
経済の構造も人間の『脳』が考えだしたものです。
確かに脳は大事ですよ。大事ですけど、脳だけに頼ってもいけない。
いつも言うようにヘイフリックの限界説で、人間の細胞は
3年で生まれ変わり、それを50回繰り返します。
本来人間は150年生きられるんです。その中で最も輝いてるのが
6回目の細胞、つまり18歳です。
18歳の子らって生命エネルギーに溢れたオーラみたいなもんが感じられるでしょ
女性も男性も、生きてることを喜んでるように毎日を送ってますね。
西野流は18歳の細胞をいつまでも保とうという健康法なんです・・・」
思えば今年の後半は色んな意味でこの『経済工学』とやらに
振り回された日々だった。
自分ひとりなら、こんな心境にはならなかったかも知れないが、
今自分には家族があって、スタッフがいて、経済的基盤を
共にする仲間がいる。
自分が「判断」ではなく「決断」する仕事についた段階で、
仕事の安定的な確保はかなり重要な意味を持っている。
それが自分の自分「らしさ」を消しつつあったのかも知れない。
3ヶ月ぶりの稽古ではたと気がついた。
まずは「楽しむ」事だと・・・
もちろん享楽的に生きるぜと言っているのではない。
生きている事をもっともっと「楽しむ」事が
健康に過ごすことの大元なのだという事を忘れかけていたのだ。
13年も稽古して、たった数ヶ月の出来事で忘れてしまう・・・
それほど身近で、されど掴みにくいものが
『気』なのだと思う。
出口が見つかったと思えば、そこは入り口だった。そんな思いで
稽古場を後にした。
丹田から湧出する自己のエネルギーを、少し感じつつ・・・・