お仕事の話

著作権

18日、「ビジネス著作権検定・初級」を受験してきた。
60人ほどの参加者がいて、60分の試験時間。
ホームゲームに番組に、勉強する時間がほとんど無かったけど、なんとか時間見つけてテキスト読んでたのが功を奏して、なんとか解けたような感じ・・。

番組やイベントで使う音楽の取り扱いについて、特に我々のような制作会社は著作権についてもっと理解しておかないとアカンと思い、昨年資料集めに紀伊国屋に寄ったら、たまたまあったテキストがこの「著検」のヤツだったのだ。

試験は四者択一なのであてずっぽうでも解くことはできる。文章は引っ掛けっぽい問題もあったけど、法令をある程度覚えていけば、その解釈に戸惑うことはないだろう。要するにどういう事例が著作権法に抵触するかという判断が試されるのたけど、ここでちょっとした疑問が沸いてきた。

僕らの仕事はいうまでもなく、恒常的に「音楽」つまり「著作物」を扱う。その入手経路は別として、イベントや番組で通常のいわゆる「レコード音源」を使う際に、作曲者や作詞者の著作権に思いを馳せる事があっただろうか?
いうまでもなく番組を作ろうとイベントを開催しようと、市販の音源を使おうとすると「利用許諾」が必要になる。放送の場合は放送局側が管理事業者であるJASRACと契約して包括して音源使用料を支払っているワケだが、イベントは個別に使用する曲を報告せねばならない。
前職でBGMの仕事をしていたとき、こういう仕組みがありますよというのは聞いていたので知っている。
しかし、今まで多くのイベントに関わって、こうした使用料なるものを支払ったという事実は聞いたことがない。更に言えば、JASRACの職員がやってきて、使用料を払えと言われたという事実すら、聞いたことが無いのだ。

僕は色々なクライアントさんから、ビデオパッケージやイベントでの音源利用について相談されることがある。そのたびにこう伝える。
「使用料を払えば大手を振って(音源を)使えますが、払わない(許諾を得ないで)から即摘発されるという事は、恐らくありませんよ」と・・。

つまり、法的にはきちんと整備はされているけれど、その適用についてはまだまだグレーゾーンな部分が多いということなのだ。実際インターネットで音楽を配信する事例においては、判断が二分したりあやふやになっているところもある。JASRACとしてはそうした部分にも積極的に課金して、著作者の権利と利益を守りたいのが普通だろうが、いかんせん民間の団体だけに、ありとあらゆる二次的著作物に目が届かないのが現状だ。
特にイベントやビデオというのは、年間ものすごい数量が全国各地で開催・生産されているワケだから、その全数を把握することはかなり難しいだろう。

試験を受けながら、著作権は一般的にその名前が知られるようにはなったけど、その実はあまり理解されていないし、また解釈もままならないというのが大きな現実なのではないだろうか。コンテンツ制作に携わる我々でさえ、放送番組の二次的な利用については別の著作権処理が必要なんて、今日ただいままで知らなかった事だ。それほど情報化社会はニーズが先行して、モラルが置き去りになったと言うことか。
他人の創作や表現をどう尊重するか、著作権の本質はそこにあるような気がしてならない。抵触する行為ばかりを勉強してて、いささかアタマでっかちになったようだ。自分の表現者のひとりとして、他人の表現には常にリスペクトせねば・・・・なんて思った日曜日でした。

HG3連戦 その2

アップロードファイル 88KB

ホームゲームではいつも一緒に仕事させて頂いてるこのお二人。
左が出口さん、そして右が河合さん。

地元開催の試合がホームゲームという形式になった頃から、ずっとこのお二人にはイベントの進行と試合の進行を続けて頂いてて、特にイベントの進行ではひとかたならぬお世話になっている。
出口さんは今回のHG初日、信じられないような映像機器のトラブルがあって、VTRの放映が予定より5分押したのだが、うまく機転を利かせて観客がザワつかないようにリードしてくれたし、河合さんは客入れの段階から客席をまわってグッズのプレゼントで場内をうまく盛り上げてくれたり、選手入場のときは音楽のタイミングをしっかり見極めてムードを最高潮まで持っていってくれた。お二人とも見事な連携でホームゲームには不可欠の存在なのだ。

この金岡体育館は、どういうワケが水銀灯に不思議な仕掛けがしてあって、一旦消灯してから再点灯するのに20分もかかってしまうのだ。だから演出面で20分間をどうつないでゆくかに、いつも神経を使う。
またこのヤッカイな水銀灯は一度電球が温まると20分+αの時間がかかるという、なんともイベント業者泣かせなヤツなのだ。
だから、このあたりの感覚が理解できる司会者は我々にとっては神様的存在である。微妙な時間を読みつつ、会場を盛り上げてくれるのだから。
ちなみに写真は3日目、河合さんがHGの司会の後、JCOMの実況に入ることになり、客入れの前に実況席に座ったときのショット。
結構な緊張感だったと思うけど、そこはプロ。試合後のコメントは「めっちゃ気持ちよかった!」

満員御礼のHG3連戦。結果は残念だったけど、今年も無事に終われたということが何よりです・・・

Vプレミアリーグ

アップロードファイル 98KB晴れ

今年もついにVリーグが開幕した。
今日はブレイザーズのホームゲーム。
長いことブログを書けなかったのには、実は訳があって、
先月10日のTOWERS2006から今日に至るまで番組の収録で倒れる寸前まで仕事していたので、
とても更新する余裕が無かったのだ。

5日に仕事をスタート。6日からの3連戦では応援のヘルプ、9日はブレイザーズTVの収録と地元ケーブル番組の2本立て4本収録。中4日置いてHGと
正直カラダが悲鳴をあげそうな日々だった。

さてプレミアリーグでのブレイザーズは、今のところ2勝3敗と黒星先行の展開。今日の東レ戦は勝ててた試合を落としたような感覚でかなり残念だ。
でもチームの勢いは少しずつ昨年に戻ってきているような、そんな感覚だった。まだ5試合が終わったばかり、4強入りしてからどうなるかが本当の試練だから、まずはこの4強を目指して、1点を大切に戦ってもらえればと思う。

昨年11月から始まった「ブレイザーズTV」もついにリーグモードに入り、試合のダイジェストを放送する事になる。今回、自分は応援団からははずれて撮影クルーとして不定期ながらチームに同行する。応援は当然のようにブレイザーズが勝つことを前提に試合に入るけど、撮影の場合は主観というワケにはいかず、結構試合そのものを客観的に見ることになる。まぁ強いて言えば去年の応援団とは決定的に違う感覚だろうか・・・。

明日は大学で編集し、またしばらく番組編集三昧となる。少しだけ余裕ができたので、水曜あたりは休めるかな? 今年は仕事の量をセーブして、仕事の質を求めたいと思う。最近何でもかんでも引き受けて、かなりヤッツケ仕事が多かったからなぁ・・・

訃報

晴れ

昨日の昼、中田なおき君から電話があった。
新喜劇で活躍していた、元ぴのっきおの清水キョウイチ郎が4日、亡くなったという知らせ。

41歳、自宅で肺血栓での急逝だった。
キンバラでお仕事をしている頃、ちょうどぴのっきおが解散した頃に清水君は来た。何度かコントの台本を書かせてもらった。
動きの軽妙な、面白い芸人さんだった。
実はぴのっきおは彼らが新人の頃、余興で能勢町のお寺の盆踊りがなんかで出会った事がある。河内家菊水丸さんの舞台の前座(というか入りまでのつなぎ)で司会と一緒に盛り上げる役だった。

それから7〜8年経ち独立したあと、今は無きタロー・ジローの再起を駆けた舞台を手伝った時、ゲストで出てきてくれたのが、ぴのっきおだった。

今やその平川ジロー君も他界してしまった。

毎回書くけど、お笑いの人が亡くなるのはなんともつらい。今朝の「なるトモ!」でも、仲良しの高山君と、パラ軍団で仲良しだったメッセンジャー相原君が気丈に出ていた。
彼の訃報が紹介されると、パラちゃんは号泣・・・
こういうのを見るのが本当につらい。

清水君の色んな人生を少しだけ見せてもらったけど、まだ道半ばの人生は悔いを残したかも知れない。この混濁の世に生かされている我々は、相変わらずなんとも緩い生き方なのではと、
再び心して生きねばと、思うのである・・・。

改めて清水恭一君の冥福を衷心より祈ります。

仙台

アップロードファイル 92KB晴れ

昨日から仙台入り。全日本大学女子駅伝が始まる。
もうすぐ京都から応援バスが着く予定で、
僕らも8時過ぎにはスタジアム入りする。

昨日の下見で仙台市内をウロウロ。予想してたよりも
暖かい。走るにはいいコンディションではないだろうか。

佛大陸上部も全国6位にランクして、ひとつでも上に進みたいところだけど、ここから上は強豪がひしめく激戦の地だ。
大阪と違って、アップダウンの多いコース。こんなところを女の子が走るのかと思うと・・・ちょっと酷な感じもしたりして(笑)いやいや近年女性は強いから・・なんて少し複雑な心境であります。

今朝は快晴、2時過ぎにはゴールしていると思う。今朝の天気のように晴れ晴れとした結果になることを祈りつつ、僕は第4中継所から撮影しまーす!

TOWERS2006

晴れ

10/7−8と、バレーボールのイベントTOWERS2006が開催される。
去年の初開催に続き、僕らもまた、イベントの運営や映像素材を作ることになった。

例年よりも立ち上がりが遅いのが気になるが、一度実績があるから、まぁなんとかなるやろと、
結構気楽である。

とはいうものの、やる事は満載されていて、これから作り物も含めて準備にかなり時間を費やさないといけない。イベントはどれだけ準備を充分やったかが、
成功のバロメーターになるからだ。

とは言っても、そこは生身のカラダだから、あんまりガーッと行くと精神も含めてパンクしてしまう。ましてや大学での講義収録などの作り物もこの時期目白押しなのだ。うまく時間配分をして、人に委ねていけるものはお願いし、全部成功させないといけない。

ですから適宜休みます。誰がどう言おうが(笑)

祭り

アップロードファイル 63KB晴れ

8月5−6日に20万人も来場者のあった「豊中まつり」は5日、TICの特番でなおきが総合司会をつとめ、生放送された。
いつもなら5日になおきの司会ぶりをレポートするのだが、今回はフリーとなる6日に撮りましょうって事で、祭りを楽しむなおきの番組にした。

今回のゲストは同じく吉本興業、ミサイルマン西代君。
昨年のTOWERS2005にも参加、ケツカッチンのイベントで前説をしてくれた時、彼が豊中出身という事を知った。
聞けばなおきが10年前からやってた番組もシッカリ見てたらしく、「一度出して下さい!」と熱烈なアプローチがあったので、出てもらったのである。

ミサイルマンの前説、結構面白かったです。
つまり漫才も結構実力派なのだなと思ってます。
baseで活躍する若手だけど、こりゃあ早々にうめだへ出てくるかも・・・

ちなみにTOWERS2006にも出場が決定しているそうな。
そうそう西代君ですが、昔千里中央のよみうりスイミングスクールで水泳を習ってたそうです。
そういや、「ジャイケルマクソン」の水泳大会で
「泳ぐとめっちゃ早いデブ」として驚愕されてましたね。
ええキャラクターですよ。うん・・・。

Professional

アップロードファイル 45KB雨

「仕事」は忙しい人に頼むのが良いとされている。
有難いことに、仕事が切れずに入っていて、
まぁ、人並みにゴハンが食べられているのも
地道にモノづくりを頑張ってきたからかなと・・
少しは安心している。

特に、独立して会社を立ち上げてからというものは、
自分の中のモノづくりの基準は、かなり高くなったと思う。
強迫観念でもあるかのように、よりクォリティの高いものを目指したいと日々知恵を絞るワケだ。
映像であれば、やはりどうすれば分かりやすいストーリーになるかとか、よりインパクトの強い効果はどうしたら得られるかとか、
またはどんな画を撮ったら、迫力があるのかとか・・
そこには、エンドユーザーを意識した造り方があると思うのだ。

自分がそう思ってやってきて、それが好評であるということは、それが会社の「基準値」になるワケで、スタッフも当然ながらその基準値を超えていなければ会社のカンバンとして「ウソ」をつくことになる。
それは映像だけでなく、WEBに携わる場合でも全く変わらない。

映像と違って、コンピュータやプログラムの専門知識もある程度求められるWEB制作だが、今はオープンソースというネット社会の恩恵をフルに生かしたテクノロジーが台頭してきて、デザイン系のクリエイターでも容易にプログラムを組めるようになってきた。

ところが年齢というのは因果なもので、そういう新しい概念やテクノロジーを「頭で分かっててもすぐに実践しない、できない」という事態にはまってしまう。
日々の生活パターンや、他の仕事に追われたりして、なかなか本を読んだり、実際にプログラムを組んだりするのがおっくうになる。映像でいえば、新しいソフトを組んではみたものの、最初の段階でワケがわからずにいつまでも使わないでおくといった按配だ。実際CGのソフトやペンタブレットの類は、買うには買ったが動かしてもいないという、情けない実情である。

しかしそこはプロとして仕事を頂いている身の上である。ムリヤリにでも自分を奮い立たせて、その未知なるテクノロジーと対峙しなければ、明日のゴハンも危ういという事を、やはりよくよく実感しなければならないと思う。それはWEBだけでなく、映像の現場でもある事で、クライアントが望む限り、より価値の高い、普通の会社ならオーバークォリティと言われる位のモノを、僕らは常に作らないといけないのだ。

最初の1行に戻ろう。
なぜ「忙しい人に頼む」のか。
それはその人に、与えられた時間の中で確実に仕事をこなす能力があるからで、ヒマな人に仕事が来ないのは、ひとつの仕事を際限なくダラダラとやってしまうからなのだ。

時間をかければいいものができるのか?それはNoだろう。「時間をかけて」という人はマクロで仕事を見ていない。目の前にある課題をどう片付けるかだけを考える。だから結果を予測することができない。
仕事をテキパキこなす人は、まず仕事の結果を考える。結果から逆算して段取りを決めてゆく。
大きなプロジェクトになると、こういった仕事の単位が複雑に絡み合って、ひとつのマクロを形成する。会社という社会単位を考えたとき、結果をどこに求めるかというのは、どんな仕事にもついてまわるものだ。ややこしくて複雑かも知れないが、それらの絡み合った糸を編みこんでいって、大きな結果にしてゆくのが、やはりプロとしての「意識」や「情熱」なのだと思う。

そんな事を僕は、あのザンザン降りの山鉾巡行で京都の「町衆」と4時間を共にして強く感じたのである。100年前に一度途絶えてしまった鉾を蘇らせ、色々な努力と知恵で今日に至るまでその伝統を守り伝えようとするその姿、より良いものを見せようと、長期間にわたってお祭りを造り上げてゆく姿勢は、やはりあの雨の中でも見に来る百何十万という観光客と、そして自分たちのプライド、心意気なのではないか。

易きに流れる者に、未来はない。この仕事を選んだ以上、常に「プロフェッショナル」でありたいと思う。